卒業論文の指導の名目で女子学生を川崎市内
日本体育大学の男の元准教授が、在職中、卒業論文の指導の名目で女子学生を川崎市内のカラオケボックスに連れ込み、体を触るなどしたとして書類送検されました。
書類送検されたのは、日本体育大学体育学部の61歳の男の元准教授です。
警察の調べによりますと、元准教授は、在職中だったことし1月、卒業論文の指導の名目で、当時4年生だった女性を川崎市内のカラオケボックスに連れ込み体を触るなどしたとして、暴行の疑いがもたれています。
調べに対して元准教授は容疑を認め、「卒業論文の指導をしているうちに熱が入ってしまった」などと供述しているということです。
被害者の女性がことし3月に別の教員に相談したことから発覚し、女性はその後、警察に被害届を出していました。
大学は、別の女子学生1人からも同じような内容の相談を受けていたということで、ことし5月の理事会でいずれの行為もセクハラに当たるとして、元准教授を懲戒免職の処分にしました。
日本体育大学は「元准教授はすでに退職しているのでコメントは差し控えたい」としています。