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インタネットから収集したアイオン 関係のインフォメーションを提供いたします

東電常務「おわびしきれず」

  福島県漁連の野崎哲会長は「汚染水が海に漏れるおそれがあるというのと、漏れているというのは全然違う。政府による冷温停止の収束宣言の撤回か、新たな緊急事態として国に対策を練ってもらわないと、東電だけでは対応できないのではないか」と強い危機感を示しました。

  説明会のあと、東京電力の新妻常正常務は「汚染水の問題は漁業者にとって大きな不安です。おわびしてもおわびしきれません。1つ1つの対策を早く行っていきたい」と述べました。

原発事故の影響で自粛が続いている漁の試験

  いわき市では、原発事故の影響で自粛が続いている漁の試験的な再開を9月から目指していて、汚染水の海への流出が消費者の不安につながることを懸念する声も聞かれました。

  説明会のあと、出席した漁業者は「説明を聞いて先が真っ暗になった」「怒りしかない。東京電力は信用できない」などと話していました。

  いわき市漁協の矢吹正一組合長は「今回の問題は、これからやろうとしている試験的な漁にとって大きな壁だ。一つの器の中で『ここは汚れているが、ここはきれいだから食べてください』と、そのような無責任なことはできない。試験操業に急ブレーキがかかってしまった」と話しました。

湿った空気の影響で大気の状態が不安定

  湿った空気の影響で大気の状態が不安定になり、東北南部などでは、局地的に雷を伴って激しい雨が降っています。

  気象庁は、土砂災害などを警戒するよう呼びかけています。

  気象庁によりますと、湿った空気が流れ込んでいるため、東北と東日本を中心に大気の状態が不安定になり、東北南部と新潟県では局地的に激しい雷雨となっています。

  福島県郡山市では、午後11時までの1時間に34.5ミリの激しい雨が降りました。

  これまでの雨で、山形県と福島県では、土砂災害の危険性が非常に高くなっている地域があります。

  また、山形県では、川が増水して氾濫の危険性が高くなっている地域があります。

  大気の不安定な状態が続くため、東北と新潟県では、このあと数時間は局地的に雷を伴って非常に激しい雨が降るおそれがあり、その後も、朝にかけて断続的に雨が降る見込みです。

  気象庁は、土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に警戒し、落雷や竜巻などの突風にも、十分注意するよう呼びかけています。

4つの住宅で5人の遺体が相次いで見

  山口県周南市で、21日夜から22日にかけて、4つの住宅で5人の遺体が相次いで見つかった事件を受けて、警察は、5人の遺体が相次いで見つかった現場に近い2つの地区の19世帯34人について、安全を図るため市の交流施設に避難するよう呼びかけています。

  警察によりますとこのうち4世帯7人がこの施設に避難しているということです。

プロの政治家という雰囲気ではなく、どこまでも市民に寄り添う政治家を目指したい

  東京選挙区で初当選を果たした無所属の山本太郎さんは、一夜明けた22日、報道陣の取材に応じ、「プロの政治家という雰囲気ではなく、どこまでも市民に寄り添う政治家を目指したい」と抱負を述べました。

  山本さんは、22日午前8時前、東京・杉並区にある選挙事務所に入り、報道陣の取材に応じました。

  この中で、山本さんは「自分が当選したことで脱原発などの訴えを形にできるスタートラインに立てた。原発事故をきっかけに国が本当のことを言っていないかもしれないという不安があるなか、今の食品の安全基準が低レベルの放射性廃棄物と同じ程度だという訴えが心に響いたのだと思う」と述べました。

  また、山本さんは、みずからの当選を伝える22日朝の新聞各紙に目を通し、「自分に投票していただいた有権者に責任を感じる。国会では一人でも多くの仲間を見つけ、一つでも共に戦える点を見つけて大きな枠組み作りに取りかかりたい。プロの政治家という雰囲気ではなく、どこまでも市民に寄り添う政治家を目指したい」と抱負を述べました。

海江田氏は、細野幹事長が大敗の責任

  民主党の海江田代表は、参議院選挙での大敗を受け、22日、幹部と協議するとともに、辞任を示唆している細野幹事長と直接会談し、今の体制で党の立て直しに取り組むよう求めることにしています。

  民主党の海江田代表は、参議院選挙の大敗を受けたみずからの進退について、「国民の信頼を得る努力は道半ばだ」などと述べ、引き続き代表にとどまる考えを表明しており、22日午後、輿石参議院議員会長や大畠代表代行ら幹部と、今後の党の立て直しに向けて協議することにしています。

  また、海江田氏は、細野幹事長が大敗の責任を取って辞任する意向を示唆していることを踏まえ、22日にも直接会談し、今の体制で党の立て直しに取り組むよう求めることにしています。

  民主党内では、櫻井政策調査会長が、参議院選挙の大敗は執行部だけの責任ではないという考えを示すなど、今の執行部の体制で党が結束すべきだという意見が大勢ですが、「執行部は退陣し、新しい代表の下で再出発すべきだ」という意見もあり、海江田氏らは、幹部との協議を通じて執行部体制を維持することを確認したいとしています。

21日行われた参議院選挙で大勝

  安倍総理大臣は、自民党の臨時役員会で、21日行われた参議院選挙で大勝したことを受けて、「念願の衆参のねじれ解消を果たすことができ、これからは、自民党が何をしていくかが問われる」と述べ、経済政策などの推進に取り組む考えを強調しました。

  21日投票が行われた参議院選挙で、自民党は、今の選挙制度の下で最も多い65議席を獲得して大勝し、公明党と合わせて参議院の「安定多数」を確保して、衆参のねじれが3年ぶりに解消されました。

  これを受けて、自民党は、22日、党本部で臨時役員会を開き、安倍総理大臣は「政権交代から半年間、参議院選挙に集中した結果、念願である衆参のねじれ解消を果たすことができた。これからは、自民党が何をしていくかが問われるので、国民からの信頼がさらに高まるよう努力しよう」と述べ、経済政策などの推進に取り組む考えを強調しました。

  そして、役員会では、今回の選挙を受けて、来月上旬にも開かれる臨時国会について、22日、自民・公明両党の幹部で協議して日程などを決めることを確認しました。